主人が一目惚れをした。
主人の一目惚れはいっつも犬。
今度は秋田犬。
異常なまでの犬への愛情の理由が昨夜判明した。
主人も知らなかったこと、・・・というか、忘れていたこと。
主人は転勤族の親の元で育った長男。
長男ということで、他の兄弟よりも一番厳しく育てられたという。
転勤族ゆえ、長い友達がいない。
学校は転校の繰り返し。
友達ができても、すぐに離れなければならない。
しまいには、転校生!!
団地の子!!
・・・と、はねにされるようになったという。
友達はできないというか、作りたくないという感情に変化していたのだろう。
主人が昨日話してくれた話は、実にリアルだった。
『母さん、俺、なんでこがんバカみたいに犬が好きかわかったわ!
思い出したんじゃ。
レンゲ畑で俺はいっつも犬とたわむれて遊んどったのを。
子供のころじゃけぇ、でっけぇと感じただけかもしれんけど、
とにかく、ものすげぇでっけぇ犬と毎日レンゲ畑でたわむれとった。
今思うと、フェンディぐらいかもしれんけど(フェンディは我が家の
愛犬ラブラドール)
俺は転校を繰り返しとったけぇ、友達がおらんかったんよ。
じゃけぇ、毎日犬とばぁ遊んどったのを思い出した。レンゲ畑で。
もう一匹タバコの火を消す犬とも遊んどった。近所のおじさんが
タバコをポイ捨てしたら、自分の背中ですぐに消しに行く犬で
上手に揉み消すんど(^^)
俺の友達は、犬しかおらんかったけぇ』
なんだか私は笑顔になれた。
主人の犬の事を話す笑顔もやわらかいし、楽しそうにみえた。
とりようによっては、悲しい話をしてるのだろうが、主人は楽しそうだった。
だから、私と娘が最初に室内犬を選んだ時に、なんで小さい犬なん?って
聞いたんだな。大きい犬が俺は好きなんじゃ~~~~!!!と、わめいて
いたのを思い出す。もう、小型犬を買ってしまったから、もう大型犬は飼えな
いと、肩をがっくり落としていたのを思い出す。
結局、しばらくして、空手の先生繋がりで、友達のところにチョコレート色の
ラブラドールが産まれたらしい。あと、5匹飼い主を捜してるらしいという
情報をもらったのがきっかけだ。
これにはびっくりで、ぜったい主人が引き寄せた!!
と思ったぐらいのタイミングの良さだった。
そんな、犬にまつわる思い出は、すぐに思い出せる。
私もこんなにまで犬が好きなわけではなかった。
お姑さんにこの正月に言われて初めて気づいた。
『れいちゃん、あんたいつからこがん犬が好きになったん?
ゴンちゃんがきたら、向こう行って!!もう臭い臭い言ようたがぁ』
(ゴンちゃんとは主人の実家が飼っていたマルチーズ)
これは結婚当初の話だから、平成23年前の話。
気付いた。
大切な人の大切なものは、同じように大切に思えてくるんだって。
私は今は犬が大好きだけど、ホントは、犬が好きになったんじゃなくて
犬好きの主人のことが大好きだから、結果犬好きになったのだろうって。
秋田犬も安くないし、エサ代とか、ワクチン代を考えると、決して即答できる買い物ではないが・・・
何しろ散歩も。
主人のキラキラ輝く目も見たい。
成り行きを待とう。